
第一天(一日目)
年1回、現地の文化に触れ、言語に触れることで中国語の語学力アップを目的として「中国語教室ニーハオ!中国語学研修 -上海・蘇州・杭州の旅-」が開催されました。旅立ちは朝、成田空港へ黄先生を始めとした12名全員が遅刻することなく(?)集合し、10時55分発中国東方航空にて上海へ向かいました。


機内食は、事前にネットで調べたところ「非常にまずい」との評価を受けていたので、あまり期待していなかったのですが、酷評されるほどまずくはなく、まあまあの味でした。


約3時間ほどのフライトで13時過ぎに無事上海の「浦東(プードン)」に到着(中国と日本は時差が▲1時間あります)。荷物が出てくるまで写真を撮って貰おうと、空港の従業員の方に中国語で話しかけようと訪ねたところまでは良かったのですが、肝心の「写真を撮って下さい」の言葉が出ず、従業員さんに半ばあきれ顔で「日本人?」と言われながら撮って貰いました・・・

空港では現地のガイドさんに迎えられ、リニアの搭乗口へ。
リニアのホームへ向かう途中の通路で上海の蒸し暑さを体感。5分も歩かないうちに体中から汗が噴き出してきました…orz
そんなこんなでリニアの搭乗口に到着。ガイドさんからチケットを貰い、早速車内へと乗り込みました。


観光客以外に乗る人間がいないせいか、車内はとても綺麗でした。
出発してから2分間くらいは200km位なので、全然平気でしたが、3分を過ぎる頃にスピードがぐんぐん上昇。それにつれ車内の振動も凄まじくなっていきます…
出発から4分程で最高スピード430kmに到達!

もう表の風景はビデオの早回しを見ているよう…
「すげー!すげー!」と言っている内に、あっという間に目的地に到着。
地上ではここでしかできない貴重な体験の7分間でした。
いやぁ、本当に凄かった!!
↓リニア体験を終え、到着駅でリニアをバックに一枚。

駅に到着するとバスが待機していて、こちらに乗り換えて最初の目的地「西塘(シータン)」へ向けて出発。
途中上海の摩天楼を眺めつつ、その発展具合に驚きながら、バスは高速へ…







高速に入ってまず驚いたのが、道の悪さ!!
走っている最中に座席から身体が浮いたのは一度や二度ではありません…
ここまで波打った高速道路に乗ったのは初めてでした。
で、もう一つ驚いたのが中国人のクラクションの鳴らしっぷり!
車線変更しようと前の車がウィンカーを出すとクラクション。
前の車が遅くて隣の斜線が空いていても追い越さず、クラクションを鳴らして前の車をどかそうとします。
はっきり言って中国人のドライバーは自分の事しか考えていません。
「さすが中国」と何故か感心してしまいました…
途中サービスエリアで休憩して、小腹も空いていたので名物の
「大肉入りちまき(3.5元=60円)」を購入。

笹の葉に包まれ蒸された糯米のふっくらモチモチ感と中に入った大ぶりの肉の脂が溶け合って、絶妙な味わい。醤油味のちまきの味に笹の葉の香りが糯米に移っていて、とても美味しかったです。
サービスエリアを後にし、走ること1時間ほど。
ようやく西塘に到着しました。
この一帯は川がたくさん流れており、各所に水郷がある地域なのですが、中でも西塘は水郷村の中でも最も風光明媚の場所とされており、昔ながらの情緒溢れる雰囲気が漂っていました。












川沿いで洗濯をする人、絵を描く学生さん達、遊び回る子供達、軒先でたたずむ老人が風景と一体化していて、しばし時が流れるのを忘れたかのようでした。
西塘を訪れた後は、蘇州へ。
途中、夕食のためにレストランに立ち寄りました。
中国に来て初めての本格的な中華料理!
ということで期待していたのですが、長旅で身体の疲れもあったのか、期待していた味のレベルには到底至らず・・・
ちょっと残念でした・・・




夕食の後は、ホテルへ直行。
ホテルでチェックインを済ませた後、近所の酒屋でお酒とおつまみを購入。
店員のおばちゃんに「ビールを10本欲しい」と伝えたところ、6本を渡され、中国語が全く通じていないことが判明…orz
で、会計の際に値切り交渉をしたのですが、これも全く通用せず、終いにはおばちゃんが怒り出して、商品をしまおうとしたので、やむなく購入。
初日から語学力に対し、大いに不安を覚えました…
ホテルに戻って、初日のお疲れさん会&反省会。
黄先生のお姉さんが地元に住んでおり、生のライチを届けてくれたので早速食すことに。
生のライチは日本で食べる冷凍物とは全然違って、皮をむいた瞬間に中から汁が噴き出してくるほどジューシー。
果汁が滴る真っ白いライチの実を口の中に入れて噛みしめれば、もう至福のひとときです・・・






生のライチを堪能しつつ、ビールと紹興酒を空け、日本酒まで飛び出す反省会でしたが、そんなこんなで初日が過ぎていきました・