第二天(二日目)
2日目は蘇州めぐり。
蘇州は中国春秋時代(今から2500年以上前の時代)の呉の都があった場所です。
そんなこともあり、町の中は至る所に史所名跡がありました。
そんな中今回最初に訪れたのが世界遺産にも指定されている「拙政園」
何でもこの庭園は明の時代の宰相が権力闘争に敗れた末、失意の内に郷里に帰って造ったのが始まりだとか。
それで「拙政」園なのかと思わず苦笑。
庭園内は整備が非常に行き届いていて、どこを眺めても美しい…
山水の様が実に見事な庭園でした。
拙政園を出ると店屋通りが立ち並んでおり、売り子の嵐に遭遇。
5個で10元と言われた品を、「まけてくれ」と言うといきなり半額になり、 「要らない」と行って去ろうとするとさらに半額になると言う無茶苦茶な価格設定。 「さすが中国!」と感心してしまいました。
拙政園の後は、刺繍博物館へ。
蘇州は刺繍も有名な土地で、日本の天皇が訪れた際の写真もこの博物館で刺繍にして記念に贈呈したのだとか。
その後昼食。
この日のお昼も蘇州料理だったのですが、昨日のレストランよりもはるかに美味しく、現地に来て初めて美味しい中華に出会えました。
昼食後は、シルク工場を見学。
シルクの布団の製造現場を見学させてもらい、シルク製品のショッピングタイム。
中国のシルクの布団は中綿もシルクで出来ているので綿の寄りが無く、軽くて暖かいのだとか。
実際触らせてもらいましたがシルクのなめらかな感じが肌に心地良かったです。
上掛け1枚7000円ということで非常に迷いましたが、購入には至らず。
シルクのショッピングの後に、「虎丘」を見学。
虎丘を後に、今度は「寒山寺」へ。
寒山寺は最澄が中国に留学に来た際に訪れたことがあるお寺です。
寒山寺を見終えた後は杭州へバスにて移動。
途中大渋滞があり、車が全く動かない状態に。
そんな事態になると中国の方々はまずクラクションの嵐。
続いて皆表に出て道端に座って一服タイム。
結局バスがエンストしたのか何かで全く動かなかったようで、それを過ぎると今までの渋滞が嘘のように解消され、バスは快速で杭州へ。
杭州まで向かう途中に爆睡していたのですが、激しく舗装の悪い場所を通ったらしく、身体が完全に空中に浮かび、目が覚めました…
晩ご飯は杭州料理。
杭州料理と言えば「東坡肉(豚バラの醤油煮込み)」が日本では有名ですが、今回は東坡肉は出ず…orz
晩ご飯を食べた後は、杭州の名所「西湖」にある「白堤」を夕涼みしながら散策。
西湖を渡ったところでタクシーを拾い、先生の生徒さんが杭州で働いているとのことで、その人の紹介で足つぼマッサージへ。
マッサージをする女性陣がテレビを見ながらテレビの内容について、ああでもないこうでもない良いながらマッサージをしてくれるという、全くやる気のないマッサージでしたが、足つぼマッサージ自体始めて行ったためか、これが実に気持ちいい。
途中、片言ながら中国語でコミュニケーションを取りつつ、足をマッサージしてもらいました。
話題に上がったのが日本のアニメとドラマの話で、一休さんのテーマソングが中国人には「ティキティキティキティキ♪」に聞こえるとのことだったので中国では「喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓喜歓♪我~愛~?♪」と言う意味だと伝えたらしっかり伝わりました。 あとは「一丸子(ちびまる子ちゃん)」や「?筆小新(クレヨンしんちゃん)」は言われても全く分かりませんでしたが、「阿信」は苦労に苦労を重ね聞き出したところようやく「おしん」であることが判明。
そんなやりとりをしている内に90分があっという間に過ぎていきました。
(ちなみにこの足つぼマッサージは90分で100元(1750円)でした。
足つぼマッサージを終え、ホテルに帰ったのが深夜0時過ぎ。
それから夜の杭州をしばし散策。
先生に連れられホテル近くの市場へ行ったのですが、上半身裸の男の人たちが大声で話し合う、ちょっとデンジャラスな雰囲気…
更に奥まで進むといかにも危なそうな臭いが漂ってきたところで先生からストップがかかり引き返すことに。
帰りに酒屋で紹興酒とビールを購入したのですが(今度は中国語が通じました)
帰り際に酒屋のおっちゃんに「韓国人?」と言われました…orz
ホテルに戻って、再び宴会。
こうして2日目の夜が過ぎていきました。